エネマグラとの出会い
エネマグラの存在をしった僕はすぐさま原付で近くのアダルトショップへと走ったのだった。
購入したのは、所謂薬局製と言われる初期のエネマグラでEX2というもの。
まだ10代にして前立腺性感の世界に導かれてしまった僕はわくわくした気持ちで帰路に着くのであった。
シャワーを済ませ、流行る心を落ち着かせながらエネマグラを手に取り挿入した。
どうやらそのまま横たわり30分くらいするとオーガズムが訪れるらしい。
・・・
何も起こらない。
挿入感はあるし、多少の不思議な感覚はあるがそこから先がなにも起こらないのである。
使い方のポイントを知る上級者ならともかく、初心者でドライオーガズムの感覚がわからない青二才にとってそれは間抜けなおもちゃだった。
これはきっとエネマグラが合っていないんだと思い、ドルフィンやサドルなどその後の商品も買い集めたがどれも同じ、
中には出血してしまうものもあった。
ドライオーガズムの道はそう簡単なものではなかった・・・